PA6(6ナイロン)樹脂基本情報
6N(6ナイロン)樹脂の物性の基本情報について
PA6 (6ナイロン): エンプラとして繊維として活躍する樹脂
PA6(6ナイロン)の略号・名称

- 略号PA6 (Polyamide 6)
- 名称・呼称ポリアミド6 「6ナイロン」と呼ばれることが多い。
- 備考ポリアミド系樹脂の総称として商品名「ナイロン」が使用されている。
- 外観乳白色
PA6(6ナイロン)の化学式
H[NH(CH2)5CO]nOH

アミド結合(-CONH-)の繰り返しによって構成される線状の高分子化合物。
(※アミド結合は、たんぱく質でもみられるが、この場合ペプチド結合と呼ばれる。)
(※主に脂肪族からなるものは「ナイロン」とよばれ、芳香族をもつものは「アラミド」とよんでいる。)
PA6(6ナイロン)の物性と特徴
現在、日本国内で生産されるポリアミドの殆どが、6ナイロンであり、エンジニアリングプラスチックとして、また繊維素材として用いられる。
- 耐薬品性に優れる (結晶性が高い) ガソリン・オイル等の有機溶剤に対して、優れた耐性がある。
- 強靭性、耐衝撃性、柔軟性がある (アミド基の水素結合。引っ張り強さに優れる)
- 充填剤により強化可能 (ガラス繊維などによる。機械的強度や熱変形温度の向上)
- 食品衛生性 (食品衛生法に適する。)
- 広い温度域で強度を保つ (低温でも高温でも強靭である)
上記掲載情報は、内容を保証するものではありません。 参考程度の情報としてご利用ください。 設計・製造の際は、各材料メーカーより直接情報を入手されることをお勧めいたします。
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