エンジニアリングプラスチックプラスチックの物性
熱可塑性樹脂エンジニアリングプラスチックの種類と物性概要
エンプラ Engineering Plastics
エンジニアリングプラスチック(エンプラ)は、
耐熱性、機械的強度などの性能が汎用プラスチックより優れ、工業用部品として用いることが可能な信頼性の高い素材。
汎用プラスチックより高価になる。
エンプラの種類
非結晶性(透明)のエンプラ
結晶性のエンプラ
エンプラの分子構造と性質
汎用プラスチックの分子鎖(主鎖)は炭素Cばかりであるが、エンジニアリングプラスチックでは、炭素以外の元素を含むことが特徴的な構造。
例えば、酸素、窒素など、更にベンゼン環などがその主鎖中に存在する。
炭素ばかりの構造は、分子が回転し易く、耐熱性が弱い。 しかし、違う種類の元素を入れることによって不活性となり、耐熱性が向上する。
エンプラの耐熱基準として、連続使用温度が100℃以上とする見方がある。
また、結晶性か非晶性か、あるいは結晶化度によって性質の傾向がある。
例えば、機械的強度、耐薬品性などは、結晶性(より結晶化度の高い)のエンプラが優れる傾向にある。
※エンプラの定義は明確ではない。
引張り強さで約500kg/cm2以上、曲げ弾性率で20,000kg/cm2以上、耐熱性で100℃以上などとしている。(「プラスチックが身近になる本」出版:シーエムシーより抜粋)
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