スーパーエンプラプラスチックの物性
熱可塑性樹脂スーパーエンプラの種類と物性概要
スーパーエンプラ Super Engineering Plastics
スーパーエンジニアリングプラスチックは、
エンプラを上回る性能 (特に耐熱性、高温時の機械的強度) を持ち、大変高価なものが多い。
スーパーエンプラの種類
非結晶性 (透明) のスーパーエンプラ
- PPSUPoly Phenyl Sulfone: ポリフェニルスルホン
- PSUPoly Sulfone: ポリスルホン
- PARPoly Arylate: ポリアリレート
- PEIPoly Ether Imide: ポリエーテルイミド (ウルテム®)
結晶性のスーパーエンプラ
- PEEKPoly Ethel Ethel Keton: ピーク
- PPSPoly Phenylene Sulfide: ピーピーエス
- PESPoly Ethel Sulfone: ポリエーテルスルホン
- PAIPoly Amide Imide: ポリアミドイミド
- PBIPoly Benz Imidazol: ポリベンゾイミダゾール
- LCPLiquid Crystal Polymer: 液晶ポリマー
- PTFEPoly Tetra Fluoro Ethylene: ポリテトラフルオロエチレン(4フッ化)
- PCTFEPoly Chroro TriFluoro Ethylene: ポリクロロトリフルオロエチレン(3フッ化)
- PVDFPolyVinylidene DiFluoride: ポリフッ化ビニリデン(2フッ化)
スーパーエンプラの分子構造と性質
その分子鎖の中にベンゼン環を含むことが特徴的な構造。
分子鎖が太く強くなるため、環境温度が高温になっても分子は運動しにくいから耐熱性に優れるようになる。
スーパーエンプラの耐熱基準として、連続使用温度が150℃以上とする見方がある。
フッ素樹脂に関しては、ベンゼン環構造は無い。
ただ、フッ素F原子は、電気陰性度があらゆる元素の中で最高位にあり、炭素と結合すると非常に安定するため、耐熱性や耐寒性その他の性質にも優れる。 したがって、本サイトにおいてはスーパーエンプラに分類する。
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