プラスチック・樹脂の用語解説た行
プラスチック(樹脂)やプラスチック加工に関する業界用語・専門用語を解説
超高分子量ポリエチレン
Ultra High Moleculer Weight Polyethylene
U-PE、UHPE、ニューライト(商品名)とも呼ばれる。
通常のポリエチレンの製造よりも反応時間を長くし、分子量を大きくして得られる。 通常が約20万~30万であるのに対し、超高分子量ポリエチレンは約100万~700万というように5倍から20数倍も大きい。
熱可塑性樹脂の中で最も耐衝撃性に優れており、PC(ポリカーボネート)に勝る。 耐摩耗性、自己潤滑性にも大変優れ、6N、POM、フッ素樹脂などに勝る。 更に、吸水性が非常に低く、低温(-100℃)においても機械的強度を保持する。
そのため、搬送用機械のガイドレール、チェーンガイド、ローラーなど、また低温特性よりスキー、スノーモービルのギアレールにも利用されている。 その他、機械機構部品であるギア、人工骨、義肢材料などにも使用される。
- プラスチックの材質:「U-PE超高分子量ポリエチレン」