プラスチック・樹脂の用語解説な行
プラスチック(樹脂)やプラスチック加工に関する業界用語・専門用語を解説
ナイロン (Nylon)
ナイロン樹脂。 米デュポン社の商品名であるが、ポリアミド系繊維(樹脂)の一般名として使われるようになった。
<生成法と名称>
ωアミノ酸の重縮合反応によって得られる n-ナイロン、ジアミンとカルボン酸の共縮重合反応によって得られる n,m-ナイロンがある。
n-ナイロン ・・・ ナイロン6、ナイロン11、ナイロン12 など。
n,m-ナイロン ・・・ ナイロン66、ナイロン610 など。
<ナイロンの一般的性質>
吸水性が高い。(アミド基があるため。)
結晶性が高く、耐薬品性に優れる。
優れた強靭性、耐衝撃性、柔軟性。(アミド基の水素結合のため。)
アロイ化、共重合化により改質がしやすく、エンジニアリングプラスチックとしても用いられる。