プラスチックの基礎知識

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ポリメチルペンテン


Poly Methyl Pentene

ポリメチルペンテン(PMP)は熱可塑性プラスチックであり、ポリオレフィン樹脂の一種である。

熱可塑性樹脂の中で最小の密度0.83g/cm3であり、軽量。

結晶性プラスチックであるが、結晶部が小さく非結晶部との密度差が少ないため、透明である。

融点が235℃と非常に高く、荷重たわみ温度が100℃(0.45MPa)で、PP(ポリプロピレン)よりも高温で使用可能。

その他、
電気絶縁性に優れる(あらゆるプラスチックの中で最小レベルの誘電率)
ほとんど吸水しない
加水分解しない(耐水・耐スチーム性)

用途は、以上の透明、軽量、耐熱、電気絶縁などの特性を活かし、注射器や実験容器(医療・理化学器具)、食品調理用器具及びラップフィルム、化粧品容器などにも用いられている。

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