樹脂成形スマート成形®(工程・しくみ)
小ロット樹脂成形に最適な「スマート成形®」の工程のしくみをご紹介します。
スマート成形®の製造工程
上の図は、スマート成形®工程のイメージを表していますが、とてもシンプル。 従来の超鋼金型を用いず、自前で型を製造して、用いる材料ペレットに無駄を出さない、というのが特徴です。
専用成形型を機械加工で製造
従来の高価な金型は使用しません。用いるプラスチックペレット材の熱的性質、複雑さ、個数などを考慮して、成形型の材質、製造方法(※左図では機械切削加工)を検討します。
必要分の樹脂ペレットを射出成型(インジェクション)
製品で使用する材料、プラスチックペレットを必要分だけセッティングし、溶融しながら成形型にインジェクションします。 スマート成形専用の成形装置を使用するため、必要量のみでOK。材料の余分はいりません。
冷却固化した後、離型
インジェクション後、冷却、固化したら離型します。
その後の仕上げ加工などはいりません。
樹脂成形品の完成
複雑形状も、表面が滑らかな製品も、離型後の製品は完成品として使用することができます。
従来の射出成形用の図面などをそのままスマート成形®に用いるよりも、スマート成形®において施工しやすい形状がありますので、ご相談の上、問題が無ければ設計変更を行わせていただきます。
(参考:スマート成形®の設計について)