プラスチック・樹脂の用語解説ま行
プラスチック(樹脂)やプラスチック加工に関する業界用語・専門用語を解説
無機物強化プラスチック
無機物を混合することによって、強化したプラスチックのこと。
無機物(無機化合物)とは、大まかにいうと炭素を含まない化合物のことで、プラスチックの強化によく用いられるものは、アルミナ(酸化アルミニウム)、ケイ素など。
無機物を有機物であるプラスチックに混ざりやすくするためには、カップリング材と呼ばれる無機物の表面を処理するものを使用する。
無機物強化プラスチックは、強度、硬度、耐熱性などが向上する。
一方、プラスチックの力に対して変形しやすいという性質が、無機物を添加することによって損なわれ、脆くなる。 また、繰り返しの変形など耐疲労性においても弱くなる。