プラスチック・樹脂の用語解説た行
プラスチック(樹脂)やプラスチック加工に関する業界用語・専門用語を解説
耐燃性 ( Burning resistance )
プラスチックが燃焼に耐え得る性質をいう。
耐燃性を表す程度の分類は、以下のとおり。
不燃性
燃焼が継続しない。(JIS K9611のA法: 12.7mm × 12.7mm × 127mmの試験片に30秒間炎にさらし、取り去った後180秒以内に炎が消え、燃焼しした長さが25mm以下の時に"不燃性"とする。)
難燃性
燃焼速さが遅く、ある程度の時間燃焼する性質。
自己消火性
炎にさらすと燃焼するが、炎を除去すると消火する性質。 JIS K9611の条件では、炎を除去した後180秒以内に消火し、燃焼した長さが25mm以上100mm以内。
遅燃性
燃焼速さが遅く、自己消火性はない。
その他、アメリカのUL規格によって成される分類もある。
- プラスチックの基礎:「プラスチックの簡単な見分け方(燃焼の仕方で見分ける)」