プラスチック・樹脂の用語解説た行
プラスチック(樹脂)やプラスチック加工に関する業界用語・専門用語を解説
耐候性
屋外において風雨、日射(紫外線)、温度変化、酸素(酸化)、その他生物の排泄物(化学物質)などの自然環境的ストレスを直接受けたとき、プラスチック材料の表面が退色、ひび割れたり、機械的強度などが弱くなっていくが、その劣化しにくい性質をいう。
プラスチックの耐候性を観る試験には大きく分けて次の二つがある。
1.屋外暴露耐候性試験
実際に屋外環境に一定時間プラスチック材料を暴露させ、その劣化状況を観る。一年の四季や年数を経るうちに劣化する状況を観るにはかなりの時間を要する。
2.機械による促進暴露耐候性試験
自然環境的ストレスを増大させた環境を機械的に作り出し、短時間で劣化を観る事ができる。