プラスチック・樹脂の用語解説さ行
プラスチック(樹脂)やプラスチック加工に関する業界用語・専門用語を解説
セルロイド Celluloid
ニトロセルロースに可塑剤として樟脳を加えて合成されるプラスチック。
ピンポン玉やギターのピックの原料として用いられる。
1870年、アメリカのハイアットが実験中に薬液(コロジオン)をこぼして、その薬液が固まったことから、当時流行していたビリヤードの象牙製の球の代替品として製造した。
発見されてから、20世紀半ば頃まで、人形、おもちゃ、めがねのフレーム、万年筆、写真フィルムなどとして使われていた。
燃えやすいという欠点があり、セルロイド製のフィルムを上映していた映画館での火災が相次ぎ、市場から姿を徐々に消していった。