プラスチック溶接 · 接着 · 曲げ加工二次加工
プラスチック加工のコストダウンには欠かせない職人技術
KDAのプラスチック溶接 · 接着 · 曲げ加工とそのメリット
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同じ材質で強固に接合!
製品と同じプラスチック材質のスティックを加熱して溶融しながらパーツを接合します。
複雑形状の製品から、大きな装置の筺体まで仕上げる事ができる強固な接合です。
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強く貼り合せる技術
・溶剤が基材を溶かす溶着
・化学反応による接着
・モノマーの重合による接着など、様々な接着技術を使い分け、目的の強度・用途に応じた製品に仕上げます。
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加熱して正確に曲げる!
パイプ材や板材を加熱して軟化させ、目的のR、角度に曲げる事が出来ます。
曲げたパーツは、接着や溶接によって接合して製品化します。
① 簡単なパーツを溶接して、複雑形状の加工を単純化!
左の写真は、PEEK樹脂(ポリエーテルエーテルケトン)の製品。
パーツ1(円盤)、パーツ2(軸)、パーツ3(フレーム)を溶接で接合したもの。
全体としては複雑で、一体として切削で行うと大変な作業になりますが、プラスチック溶接で各パーツを接合することによって、機械加工を単純化し、更に材料費の削減にも役立っています。
② 曲げと接着加工で、規格に無いビッグサイズの水槽なども可能!
左の写真は、透明アクリル樹脂の大型パイプ状水槽です。
青と赤の三角印がアクリルの重合接着による継ぎ目ですが、重合反応が終わった後、分からない様に仕上げます。
この様にプラスチック接着で接合させ、規格品よりも大きなパイプや水槽などを作る事が可能です。
③ コストダウンには欠かせないプラスチック加工の二次加工技術
例えば、切削加工だけで形状を作ろうとすると、材料ブロックから沢山の部分を削る必要があり、材料の無駄や加工の手間もかかります。
また成形では、複雑で大型のものになると、かなりコスト高になります。
プラスチック溶接・接着(溶着)・曲げ加工は、切削や成形等の一次加工を補完し、材料を節約、加工を単純化して、コストダウンにおいて多大な効果をもたらす無くてはならない重要な技術です。